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女神さまによろしく

ココロとカラダはつながってる。本当の命を生きるために。

帰省

私は、実家のスケープゴートだった。

 

実家に帰るまではルンルンだったのに、実家に帰ると、どんどん自分らしく振る舞えなくなる。声が出なくなっていく。 最終的には居場所がないような感じで、涙が出そうになって、逃げるように帰った。

 

もう帰るっていうと急に優しくなる家族。私の思い込みだったのかと思ったけど…。

 

自分の家に帰って、暖かい布団にくるまったら、涙が溢れて止まらなかった。やわらかい布団で安心して寝られる幸せ。ベッドもダイニングテーブルも全部自分で揃えた。私は自分で自分のことを幸せにできる。人や家族は私を傷つける。やっと泣けるようになったのは、今が安心安全な場所だから。

 

母はイライラを私にぶつけてた。長女に優しくできず、次女は可愛がった。母は愛情がわからないのかと思ってたけど違う。長女に自分を重ねて、愛されるのが許せなかっただけ。

 

父は次女ばかり可愛がると母に指摘していた。たまに庇ってくれたけど母に負けてた。最終的には私を盾にしてたと思う。

 

妹は思春期になって、わたしにイライラをぶつけてた。母に言いつけても、我慢してあげてと言われて、言い返す気力もなく言われっぱなしだった。ちゃんとストレスはたまった。

 

私は計画通り県外の大学に進学したので、合法的に家を出た。そのあと、妹が母のイライラの標的になり、妹が一人暮らしを始めてからは父が標的になった。

父からメールがきた。私が帰ると機嫌がいいから、帰ってきてくださいと。

機嫌がいいのはわたしが頑張って聞き役をしているからであって、わざわざぶつけられに帰るのはごめんだった。

 

ほっといていると、ちゃんと父と母は向き合い、だいぶ仲良くなった。そもそも母のイライラは父への不満であって、夫婦で解決すべきものだった。私が1人で勝手に頑張っただけだ。いや私は母に好かれたかったし、死にたくなかったし、こうするしかなかった。誰かが介入してくれたらよかったけど、私が一番ぶつけやすくて、押しつけやすくて、しかも折れずに長持ちしてしまった。

 

ちゃんと自分で自分を幸せにできてよかった。家を出てから、私に出会って愛してくれた人がいっぱいいた。

 

今は、家族はみんな私を愛そうとしてくれている。あのときは皆イライラして、処理のしようがなかった。今私は恐怖でうまくコミュニケーションが取れない。あのとき冷凍保存した悲しみをちゃんと解放しよう。これを無視したままで、怖い人の愛情は受け取れない。