どうせ苦しむのだから…
ママは、ずっと頑張っていた。病気になるまでべんきょうと家業の手伝いを頑張った。
病気になったけど、ママのママからは優しい言葉をもらえなかった。
そのあとも真面目に働いて、パパと結婚。
2人目の出産から思い通りに行かなくなって、コントロールし続けた。パパに頼ればいいのに、たぶん嫌われるのが怖くて、頼れなかった。
イライラしてるところに、思い通りに行かない原因がいたので、殴った。
外では、いい母親を演じるのに必死だった。
パパが単身赴任してからは、さらに心細かった。
いっぱいいっぱいでセンターからズレているので、視野狭窄していった。三者面談で、先生に向かって子供の恥ずかしいネタを話して、面白い話をしたと思っている。それくらいしか楽しみがなかった。
そんなことをしていたら、死ぬような病気になった。呼吸すらできない状況で、病院の人たちに頼らざるを得なかった。パパがやっと優しくしてくれた。
退院してからは娘に頼ってみた。そしたら娘が正論で口答えしてきた。カッとなった。私が間違えてるって言うの⁉︎頑張って家を守ってきたのに⁉︎どうしたら正解なの⁉︎
娘が出て行き、とうとうパパにイライラをぶつけた。何度もぶつかって、やっとお互い言いたいことが言えるようになった。欲しい関係が得られた。
ママは、頑張るのをやめて、好きな人に頼ればよかったのだ。好きな人に嫌われたくないから、黙って頑張ってしまった。人生は思い通りに行かないものなので、流れに任せるっていうのもできてなかった。
ママは結局この経験で何を得たのだろう。
この頑張ってきた過程こそが、美しく感動を呼ぶ。
早くに頑張るのをやめればよかったんだろうけど、これは魂が決めてきたことなのだろう。
どうせ苦しむんだったら、なるべく苦しみは取り除いていた方がよくない?受信機である肉体をもてなす。いい気分でいる。
魂の課題を乗り越えるのに、よりよい気づきが降ってくるはず。